ボーイスカウトのハイキングの種類の一つに「自転車ハイク」があります。
ハイキングに自転車を用いることにより、
スカウトの行動半径は飛躍的に拡大します。
さらに、この自転車を輪行(りんこう)をする事によって、
無限に活動の幅が広がります。
輪行とは、自転車を電車など公共交通機関に乗せる事を指しますが、
一定の基準を満たす事で、
自転車は電車や飛行機に乗せて運ぶ事ができます。
JRの持ち回り手荷物の規定では、
「縦横高さの合計が2.5m未満で専用の袋に入れる」事で、
無料で自転車を電車に持ち込む事ができるのです。
専用のサイクリング車でなくてもママチャリでも可能です。
(ママチャリは専用の自転車に比べて重いので、
担いで階段の上り下りをする際に息が切れます・・)
まず、自転車を逆さにして、前輪とドロヨケを外します。
前カゴは輪行時には邪魔になるので自宅に置いて行った方が良いでしょう。
外した部品を動かない様にフレームにしっかりと固定します。
この写真の自転車は、分解前は普通の通学用自転車です。
これを100円ショップで売っている「自転車カバー」に入れて、
同じく100円ショップの「スーツケースバンド」をフレームに巻き付けて
肩にかけられるようにします。
この時、自転車カバーが自転車本体にしっかりと固定される用に
PPロープで外側から縛ります。
こうして自転車を電車に持ち込むと、
まるで魔法の絨毯に乗って移動している様な不思議な感覚になります。
何故か、とっても優越感を感じて電車に乗っている時間が楽しいのです。
自転車を携行して電車に乗る際には、ラッシュ時を避け、
同じ車両にたくさんの自転車を持ち込まない様に分散させるなど、
他のお客様の迷惑にならない様に気をつけましょう。
(自転車の分解組み立てに関しては、
十分に安全に注意をして指導者の責任の元で行ってください)
[参考資料]
ターゲットバッジ「自転車」履修細目
1.自転車の各部の名称を知り、安全走行するための日常点検をする。
2.自分の体に合うように自転車各部の調整をする。
3.自転車の安全走行と交通安全を説明する。
4.自転車の修理に必要な工具類を準備する。
5.ブレーキワイヤーの交換とパンク修理をする。
6.自転車に荷物を積む際の方法と注意事項を説明する。
この訓練の方法は「
スカウトSNS」にも紹介しておきました。