ボーイスカウト軽井沢第8団ボーイ隊の11月度の隊集会を平成30年11月11日に
軽井沢キャンプゴールドで行いました。
今回のテーマは「野外料理」です。
ボーイスカウトではキャンプなどで野外料理を行っています。
通常のキャンプでは、カレーや野菜炒めの様な定番メニューがありますが、ボーイスカウト日本連盟が昨年より実施している新進級課程では、それらに加えて特徴的なメニューを要求しています。
今回は、初めて新進級科目対応の野外料理訓練にチャレンジします。
立冬を過ぎた11月の軽井沢キャンプゴールドですが、秋晴れの良い天気に恵まれました。
セレモニーの後で、各班ごとにまずは立ちカマドを作ります。立ちカマドは先月のキャンプでも製作したので、前回に比べれば少しスムーズに出来る様になりました。ボーイスカウトはマッチ2本で火を起こさなければなりませんが、先月のキャンプで出来たからと言って今回もスムーズにはいきませんでした。火起こしは、マッチから直接火をつける部分の「火口」を十分に用意しなければなりません。
また、「火口」に着いた火を大きくしていくための「焚き付け」も重要です。
マッチ2本で確実に火おこしが出来るためには、繰り返しの訓練が必要になります。
今回のメニューの一つは「ツイストパン」です。
スカウトの野外料理では、炊具が無くても作れる主食としてツイストパンが定番です。
本格的に小麦粉とイースト菌で作る方法もありますが、今回はホットケーキミックスを使って簡単に作ってみました。耳たぶ程度の硬さに捏ねた生地を竹の棒に巻いて、熾火で焙っていきます。
次のメニューは、「タケノコ入り汁」です。新進級課程では「食用野草を用いた野外料理」を科目としています。11月の軽井沢では、食用野草を採取しての料理は困難なので、今回はタケノコを食用野草の一部と拡大解釈して、スカウト達には食用野草について調べてレポートを提出してもらいながら、この科目が修了した事にしました。
タケノコなどの具材を仕込みます。カマドの火で煮込んで出来上がりです。こちらが出来栄えです。豚肉の細切れとサバの水煮も入っているので本格的です。
さらに、「ヨモギの白玉」も訓練メニューとしました。先ほどのご説明の通り、この時期に自然界から採取出来ない「食用野草」ですが、保存されていたヨモギを使ってヨモギ餅ならぬ、ヨモギ白玉を作ります。ヨモギと米粉に水を加えて耳たぶ程度の硬さに捏ねて、お湯で茹でます。
出来上がったら、黄な粉をまぶし黒蜜で味を付けて出来上がりです。苦労して作ったツイストパンとヨモギ白玉の出来栄えです。
出来上がった料理の味はどうでしょうか?
今回の訓練は当初は公民館の調理室をお借りして実施する予定でしたが、前回のキャンプで立ちカマドの製作や火起こしに不安があったので、11月でしたが敢えて野外での実施としました。
天候にも恵まれて気持ちの良い陽気の中での訓練となりましたが、予定していた時間通りには進行する事が出来ず、出来上がった料理を味わって食べる時間の余裕がありませんでした。
残り時間をカウントダウンして片付け作業をする事になりましたが、その様な時にはスカウト達も快活に「ヤル気の速さ」で動き回る事が出来、このスピードが準備段階から出せる様になれば、もっと食事を楽しむ時間が出来たのに残念です。
新しい班が出来てから、まだ2回目の隊集会ですのでチグハグな点は目をつむりながら徐々にチームワークを高めて、夏キャンプでは集大成を見せてくれることを期待しています。
本日は、2名の保護者の皆様にお手伝いいただき、お陰様で安全に楽しく活動をする事が出来ました。
ご協力いただいた全ての皆様どうも有難うございました。
ボーイ隊 隊長 山浦 献幸